極端なシフトだからこそフライ打ち/佐井inUSA – 日刊スポーツ

極端なシフトだからこそフライ打ち/佐井inUSA  日刊スポーツ

「佐井 in USA」と題し、メジャー取材から帰国した佐井陽介記者(35)がベースボールの潮流をルポする。序盤は今季すでに6勝のドジャース前田健太投手(31)に聞く「フライボール革命」。 ◇ ◇ ◇ 下位打線から特大弾が生まれても、ドジャースタジアム記者席の温度は「またか」と至ってクールだった。「ホームラン=強打者」。当たり前だったはずの代名詞はもう米国では通用しなくなっていた。 08年以来、11年ぶりの大リーグ取材。3月28日のドジャース開幕戦で早速、あの流行語を意識せざるを得なくなった。若きドジャース打線がメジャー屈指の右腕、ダイヤモンドバックス・グリンキーを4回途中7失点でKO。チーム8本塁打で大リーグ開幕戦本塁打記録をあっさり塗り替えたのだ。「フライボール革命」って一体どうなっているの? ドジャース前田に実情を聞かせてもらった。 前田 メジャーでは今、ゴロを転がすとアウトになる確率がすごく高いんです。どの球団も完璧に数字を出して、打者それぞれでシフトを敷きますからね。打ち上げる打者が増えた背景には、そういう流れもあるんだと思いますよ。 大リーグでは今季も毎試合どこかの場面で極端な内野シフトを目にする。二塁ベースから三塁側に遊撃1人だけ、というケースもザラ。三塁手が一、二塁間に移動して、左打者が引っ張ったゴロが三→遊→一の併殺打になったりもする。 前田 日本だと「この打...